酒粕は毎日食べています。
白い酒粕はそのまま食べることはできますが、設定している賞味期限を大きく超えて、色が茶褐色になってきた酒粕はまさに食べごろです。
酒粕の本当の賞味期限はどのくらいかわかりません。夏、暑い室内で保管しても熟成が進むだけで、腐らないのですから。
そのまま食べて本当に美味しいです。ただしアルコールが含まれているので、お酒が弱い人は、大量に食べることは避けた方がいいかもしれません。
発酵の権威小泉武夫先生の著書「食でたどるニッポンの記憶」の中で、造り酒屋で育った小泉先生が小学校時代寝坊をして、工場に置いてあって酒粕を朝食代わりに食べてよってしまい、顔が真っ赤になり体操怒られたというエピソードを披露されていました。
そこまで行くと食べ過ぎだと思います。子どもということもあって、アルコールの体制がまだなくって顔が真っ赤になってしまったのでしょうけど、酒粕トーストは少量を使うだけなので、酔うという感じはまったくしません。
しかし、アルコールが体に入ったという感じはします。ほんの少しですけとね。量的には、養命酒を飲んだよりも少ないくらいではないかと思います。
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今回の作り方は超簡単。酒粕をパンに塗って、コショウをふりかけるだけ。
上の方にその写真があります。この茶色いものが酒粕です。この酒粕は、熟成したものを購入しました。漬物用です。
オーブントースターに入れて焼いても美味しいです。時間があれば焼きたいところですが、今日は時間がなかったので、サッと酒粕を塗ってコショウをかけるだけ。
これなら、マーガリンやジャムを塗るのと時間が変わりませんね。
体のことを考えると、酒粕には、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、バントテンサン(ビタミンB5)、食物繊維等が含まれているので、手軽さは、マーガリンやジャムと変わらなくても、栄養面では天と地もの差が有るのです。
本来は、この酒粕に焼酎などを足して、奈良漬けをつけたり、カブやニンジンなどを漬ける粕漬けの材料用として販売しているものです。
私の様にそのまま食べている人は少数派でしょうね。
酒粕と相性のいい食品を徐々に開拓していこうとしています。酒粕を食べてから体の調子が上がったような気がするので、積極的の取り入れようとおもっています。
写真を見ると味噌を漬けているみたいですね。
でも、これは酒粕です。熟成すると、ドンドン色が濃くなってきます。
さて、お味の方は、とても美味しいです。酒粕とりんごはとても良く合います。
続いて、酒粕とバナナを合わせてみました。
りんごはあっさりしているのに対して、バナナは濃厚な感じ。
酒粕と混ざって、コクがあります。
今回、フルーツと酒粕をコラボしてみましたが、見事なマリアージュでした。