職場の関係で福島の榮川酒造さんを見学させてもらい、自分へのおみやげとして酒粕を購入しました。あとになってからどうしてお酒を買ってこなかったのか後悔したのですが、荷物が重くなるので、酒粕一袋にしたのでした。
その酒粕の存在を全く忘れていました。賞味期限が結構長くて冷蔵とも書いていなかったと記憶しています。本当は冷蔵だったかもしれないのですが、寒い時期だったせいもあり、気にせず床下収納に入れておいたのです。
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酒粕の使いみち
先日床下収納を整理してみると、その時の酒粕が出てきました。そして同時に驚きました。白かった酒粕が茶色くなっているではないですか。
茶色い酒粕なんて初めて見ました。悪くなってしまったのかと思うと激しく後悔しました。酒粕は大好きです。パン作りの酵母を起こしたり、野菜で粕漬けを作ったり、魚をつけたりして楽しんでいました。そのままおやつとして食べることもあります。板のものは焼いても美味しいですよね。
茶色に変色した酒粕を実食
絶望していたのですが、このまま開封もせずに捨ててしまうのはどうしてもできなかったので、せめてどうなったのか開封して見ました。
すると、いい匂いがするではありませんか。
いい匂いがしても油断していませんでした。口に入れるとひどい味になっているかもしれないと疑っていました。自分の身を守るためにそのように思ったのかもしれません。
口に入れて悪くなっていればわかります。これまでの経験でも口に入れて良くないものであれば、すぐに出してしまうように人間はできているようです。先日読んだ安保徹さんの本に書いてありました。
前置きが長くなりましたが、口に入れてみることにしました。ティースプーンで少量すくって食べてみました。すると・・・・とても美味しかったのです。
正直に言って今まで食べた酒粕の中で1番美味しかったです。ダントツの1番です。今まで恐れていたのは何だったのかという勢いで、カレースプーンで3回位すくい取って食べました。
調べてみると、茶色くなった酒粕は漬物を作るのに適しているそうです。茶色くするのに酒粕を足で踏んで半年熟成させてから漬けるとのこと。こんなに美味しかったのはうなずけます。
風味もよくとても美味しいです。捨てなくて本当に良かった。賞味期限が11ヶ月過ぎていたのですが、捨てなくて本当に良かったです。熟成する前のものと食べ比べてみたいです。しかし、ネットで探しても見つかりませんでした。
販売時期もあるのかもしれません。今の時期は酒粕をよく売っている時期なので探して見たいと思います。今回茶色く熟成した酒粕が美味しいことがわかったので、今度は狙って熟成させてみようと思います。
酒粕は味噌のフタに最適
酒粕は腐らないとまでは言いませんが、私の経験上常温で保存してもかびたりしません。
そこで、味噌づくりをするときに酒粕でフタをすると、味噌がカビるのを防ぐことができます。
このことを知ってから、味噌にカビを生やすということがなくなりました。
酒粕のおかげで美味しい味噌を作ることができています。
ぜひ作ってみて!→ 玄米麹味噌セットで手作りした味噌の味が最高だった
味噌のフタにした酒粕は、味噌ができる頃になると、
味噌の味がついてとても美味しくなります。
味噌汁に混ぜると、粕汁の方になり絶品です。
酒粕をフタにしてから、私の味噌作りは、
間違いなくワンランクアップしました。
酒粕が茶色くなったものは使えるか?のまとめ
酒粕はできたては、お米と米麹の色なので白いです。
白いというかちょっと黄色みが買った色。
それが、時間が立つほどに色が濃くなっていきます。
このアイキャッチの写真は序の口で黒くなっていきます。
メイラード反応が進んでいき色が濃くなっていくのですが、
色が濃くなるにつれて味も濃くなっていきます。
そのまま食べても美味しいし、味噌のフタにしてカビを防ぐこともできるので、
酒粕は私の発酵活動には欠かせないものになりました。
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